資格情報(国家試験)>雇用者の労働を守る労働基準監督官

労働基準監督官とは、関係法令に基づいてあらゆる種類の事業場に立ち入り、
事業主に法に定める基準を遵守させるとともに、労働条件の向上を図ることを任務とする厚生労働省の専門職員です。

労働基準監督官の主な仕事は「臨検監督」といって労働基準法、労働安全衛生法などの法律に基づいて、
定期的にあるいは労働者からの相談などを契機として、工場や事業場に立ち入り調査し、
それに応じて指導や処分をおこないます。

また重篤な労働災害が発生した場合、直ちに発生現場に赴いて災害の発生状況やその原因などについて調査する「災害調査」、
労働基準法、労働安全衛生法に違反した事業主でその問題が悪質であると判断された時は、
刑事訴訟法に基づき特別司法警察員として犯罪捜査を行い、検察庁に送検する「司法警察事務」という仕事も
労働基準監督官の仕事のひとつです。

労働基準監督官になるためには、労働基準監督官採用試験に合格する必要があります。

受験資格は、昭和55年4月2日〜昭和63年4月1日生まれの者、または昭和63年4月2日以降生まれの者で、
大学を卒業した者及び平成22年3月までに大学を卒業する見込みの者や人事院がこれと同等の資格があると認められた者に与えられます。

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